株式会社南都:高橋 巧 執行役員

9月
8 Sun 2019
Level up !

「人生を楽しむ」が基本。

高橋さんは、アクティブなイメージがあります。ワンダーフォーゲルや、落語もされていたという風にお聞きしたのですが、やろうと思ったきっかけを教えてください。

高橋:中学まで野球をやったんですよ。小学校、中学校野球をやってて、高校時代は野球じゃなくて、人生を楽しむための何かないかなと思って。高校に落語部があったので、結構伝統のある落語部に入りました。入りましたら、落語もやりますけど、いろんなよくテレビでみているお笑い方の真似してみたりとか、マジックショーや手品やってみたりとか、色々やってたんですね。
色々やっていく中で、落語家さんとか 芸人さんの生き方って言うのもちょっと勉強しまして。落語をやり続けなくても、人生を生きながら面白いネタを日々集めて貯めていけば、落語家と同じじゃないかって思ったんです。なので、お笑いとか芸とかっていうことじゃなくても、旅に出ても、仕事でも面白いネタが見つかれば、それがもう超面白いって思って。それを自分に貯めてくみたいな。そんなことをしたら、落語家みたいに楽しく生きれるんじゃないかというのを高校生の時に思いました。それで、なんでもやってみようという感じになりました。

すごいですね。なんでもやってみよう。人生楽しもう!ってことなんですね。

高橋:そうなんです。人生楽しもう!っていうのが基本ですね、私の。

ガンガラーの谷のホスピタリティ

ガンガラーの谷のツアーを体験させてもらったのですが、案内してくれる方がみなさん丁寧に詳しく、ポイントを教えてくれました。勉強して知るのと、伝えるのはやっぱり難しいと思うんですけど、何か特別訓練とかされてるんですか?

高橋:ガンガラーの谷に関して言いますと、基本的にお話しする内容っていうのは、ある程度脚本みたいなのはあります。でも、最終的にはそれを覚えて、喋る人が自分の心の声で喋るんで、どちらかっていうとテクニックっていうより、心の声ですよね。心技体でいうところの心が整っていれば、技はそんなになくても伝わると思っています。

僕みたいに30代の人もいれば、年配の方や子供もいるでしょう。今インバウンドもすごい来場されてますよね。喋り一つでも、どの相手に向けて喋ったらいいか、グループ全体に喋ったりすることもあると思います。歩くリズムや絡んでくる人もいるでしょうし(笑)コントロールが大変だと思うんですけど。

高橋:そこですよね。喋るだけではなくて、ガンガラーの谷の場合、お客様をまとめたりだとか、タイムコントロール、スピードとかが決まっているので、やりながら学んでいくことになります。ついこの間の話ですけど、東京の女子大から、インターンシップ生が来てまして、その担任の先生が、学生を見にきてたんですよ。そしたら、その先生はホスピタリティデザインというのを専門でやられていると。ガンガラーの谷のガイドツアー見てたら、お客様の統率の仕方とか、ガイドが立つ位置とか、お客さんに向ける体の向きとかが、その辺が完璧だとか挙げていただいて、すごく嬉しかったんですよ。お客様が、どういう気持ちになるのか、を常に考えながらガイドは行動していますね。

今はカフェも常設されてますよね。

高橋:あの場所は、50年近く前から、弊社が大事に管理してきて、開館当時(1972年)にはお見せできなくて37年閉鎖してきましたけども、2007年についに公開するぞっていう企画・プロジェクトを私が担当しました。その時に、今までの観光施設みたいに入場料だけをいただいてご自由に見てください。ではなくて、本物の自然の雰囲気や、関わってきた人間が祈った場所などがありますので、本物の場所をなるべく雰囲気を壊さずに、元の形で場所を守るために、その価値を伝えていくことをガイドツアーで始めようと、いうことになりました。その時に、ガイドツアーだけだと、やっぱりお客様は敷居が高いので、まずはガンガラーの谷の存在を知っていただこうということで、カフェを作って運営しています。

そこで僕、前にライブをみたんですけど、あそこで聴く音の臨場感がすごくよかったなと思いました。

高橋:コンサートやるまでは分からなかったんですけど、どうやらですねあのケイブカフェは音がすごくいいらしいです。これは、私が言ってるわけではなく、実際にライブをしたアーティストの方がここはすごい音が良いっていうのを言ってくれるんですよね。一番覚えてるのがクラムボンさんが「全国どこがいいですかツアー」っていうツアーをやって、47都道府県のいろんな場所でライブをして最後沖縄、ガンガラーの谷だったんですけど、今までで一番音がいいって言ってくれたんです。これ何なぜかと言いますと、普通洞窟だとトンネルみたいに音が反響しそうなイメージありますよね。実は真逆で、鍾乳洞の表面、鍾乳石がボコボコしてるんですね。石が。ボコボコギザギザなんですね。それがスタジオの壁状態で、音を無駄な反射を生まずに吸収する。そして、形が洞窟の形が天然ののホールみたいな形になっていますので、適度なリバーブがかかっているみたいです。

最高の環境ということですね。

高橋:と、ミュージシャンの方が言われてるんです。(笑)

同じ方向を向いて仕事をする。

組織を作ることについて、僕もまだ2年目なんで、まだまだ難しいなと思うことがあるんですけど、どうやったらチーム強化ができるのか、お聞きしたいです。

高橋:私のやり方が全部正解かどうかわからないんですけど、私の考えは大体決まっていて、一つは皆が、同じ方向を向いているかどうか。
同じ方向を向いてない限り、引っ張り合っちゃうので。やっぱりこっちに向かっていくぞっていうのは、しっかり示しながら、みんなで共有するっていうのがやっぱり大事ですね。そしてもう1つは、やっぱりその本人のスタッフそれぞれの気持ちだと思っているんです。いわゆるモチベーション的な。自分で前に進んでいくっていう気持ちがあるかどうか。その気持ちを持ってもらえるかどうか。その仕事が自分にとって面白いかどうか。でも、いろいろなスタッフがいますから。価値観も違いますし。いろんな人がいて助け合うんだけど、同じ方向を向いてみんながそこに向かって歩んでいるか常に考えてます。
ただただ僕たちは、こういうことのために、こういうことをやってるんだ。っていうのは決まってますね。ブレずにしっかりやり続けるみたいな。うちの場合、やること決まってるんですよ。沖縄の歴史・文化、本物をちゃんと次の世代にも伝えるためには、一番良いのはその価値が伝わるというだと思っています。みんなで価値を伝えて、この場所を守ろうね。ということです。

沖縄では、大人が楽しそうにしていた。

高橋:高校を卒業して、東京じゃない日本のどこかの大学に行きたいなぁと思って、それを実現するために浪人生の分際でバックパッカーとして、リュックを背負って野宿しながら日本中あちこちみに行ったんですね。
北海道もいいなぁ。長野とか、ああ広島とか九州もいいなあ。最後沖縄に来たら、沖縄に来てびっくりするんですよ。もうなんか大人の皆様がすごい楽しそうで。東京で満員電車に乗って、辛そうな顔をしている大人たちをみて育ってきたので、大人ってこんなに人生楽しんでいいんだっていうのを沖縄にきて最初にびっくりして、沖縄に住もうと思って、琉球大学に入ったんです。沖縄が沖縄らしいまま、幸せな沖縄のまま、お金をしっかり稼ぎましょうよ!っていうの大学生の時に思ったんですよね。もう沖縄に25年住んでます。このまま永住ですね。

一生楽しむための「メガファン曲線」

最後に、高橋さんにとってレベルアップに必要なことはなんですか。

高橋:レベルアップのためにレベルアップしてるって言うことではなくて、人生一生楽しむぞっていうのが前提にあって、楽しむためにはどうしたらいいんだろうと思っていたら、あるときアメリカのウィリアム・ニーリーさんというマウンテンバイク自転車の本を出している方がいて、その本の中に、メガファン曲線というすごいグラフがあったんです。
ファン=楽しいですね。ずーっと楽しくやっていくには?っていうグラフが書いてあって、 それはマウンテンバイクの練習の話だったんですけど、これって人生と全部一緒だと思って。失敗を続けると全然楽しくないでしょ。超器用な人とかで、すぐに何でもできちゃう人は、意外とあれはあれで楽しくない。苦労してできないことに挑戦して、できない、できないできない、あっ!できたっ!ってこの瞬間が超楽しい。
その時にレベルがすでにアップしてる。さらにそのレベルアップしたところから、さらにできないことに挑戦する。そしてまた、苦しい、できない、できたっ!ていう。自分が常にできるかできないか分からないことにトライし続けて、それができるようになる。それが一生楽しいメガファン曲線なんです。私はその通りに生きております。それは、楽しいんですけど、健康とは結びつきません。(笑)

オチまでありがとうございます(笑)

今回のゲストは 株式会社南都 執行役員の高橋さんでした。高橋さんのおっしゃった、人生をどうを楽しむのか。というところがレベルアップにつながっていくということだったんですけれども、やっぱりこの高橋さんのの中でこの「楽しむ」ということが根本にあるから、いろんなことにチャレンジしているのかなと思いました。

【「人生を楽しむ」が基本。】株式会社南都 高橋巧_1/2

【「人生を楽しむ」が基本。】株式会社南都 高橋巧_2/2

高橋執行役員よりメッセージ
おかげさまで11年目になりましたアコーディオニストのCobaさんがプロデュースしている魂の音楽祭「マブイオト」。今年のゲストは石井竜也さんということで、11月22日(金)と23日(土)の夜、音楽祭コンサートがあります。また、今年から始まる「魂の文化祭」が、金・土・日と3日間ありますので、詳しくはガンガラーの谷のWebサイトを見て頂ければと思います。
ガンガラーの谷 http://www.gangala.com/ 
マブイオト特設サイトhttps://www.mabuioto.com/