闘牛戦士ワイドーカミヤー:玉代勢 圭司

11月
24 Sun 2019
Level up!

落ちたなぁと思ったら、受かってた。

今週のゲストは、いつもとは一風変わった方をお招きしておりまして、ドキドキに満ち溢れております。テレビドラマ『闘牛戦士ワイドー』から、カミヤー役の玉代勢圭司さんです。

玉代勢:皆様はじめまして、玉代勢圭司です。『闘牛戦士ワイドー』でカミヤー役をやっています。赤嶺さんのことを、僕は幼少の頃から「あんちゃん」と呼んでいるので、今日もそれで行こうと思います(笑)

説明をさせてもらうと、実は小学校の同級生というね(笑)小学校以来、二十数年ぶりですね。ウチの母から、「ワイドーに圭司が出てる!」と教えてもらいまして。

玉代勢:あんちゃんのお母さんからfecebookで連絡をもらって、びっくりしました(笑)

カミヤーは、ドラゴンボールでいうピッコロとかベジータみたいな要素があるキャラクターですよね。最初は敵だけど、最終的には協力し合う仲になる。演技する上で心境の変化とかありましたか?

玉代勢:カミヤーは『闘牛戦士ワイドー』の中でも重厚感のある役で、毎回みんながワイワイやってる中シリアスな気分に切り替えていましたね(笑)

『闘牛戦士ワイドー』に出演するまでに、どういった経緯があったんですか。

玉代勢:出演するきっかけも運命的だったと思っていて、僕の所属する事務所の忘年会で同席した方と共通の友人である俳優の話で盛り上がっていたんです。僕が沖縄出身というと、「今度監督している友達がオーディションをするから、沖縄の人を探してたよ」と教えてくれて受けたのが、『闘牛戦士ワイドー』のオーディションだったんです。オーディション当日、道に迷ってしまい遅刻して、到着したらオーディションも終盤。「もう落ちたなぁ」と思っていたんだけど、なぜか通過していたんです(笑)その後、監督が僕の舞台とかも見てくれて、最終的にワイドーの悪役のお話を頂きました。

「好き!」のパワーのスゴさ。

玉代勢:『闘牛戦士ワイドー』のモデルになった伊波大志さんにもお会いできました。
伊波さんが闘牛を広めたいという一心から、自分でオリジナルのコスチュームを作って、それを自ら被り、闘牛戦士として活動していたのが監督の目に止まって、ドラマにしてみましょうか?っていう話になってできたのが『闘牛戦士ワイドー』なんです。

そこから主題歌はHYさんが歌ってくれたり、夏川りみさん、ダチョウ倶楽部の肥後さん、MAXのNANAさんなど錚々たるメンバーが参加してくれています。シーズン2の頃にはうるま市が闘牛を街おこしの目玉として打ち出していたりと、その影響がどんどん広がっていって伊波さんもすごく喜んでいましたね。「好き!!」っていうパワーの凄さを実感しましたね。

伊波さんが「こうなりたい!」という思いをアウトプットして行動しているからこそ、こういう結果がついてきたんだなと。それに自分も参加できたことがものすごく嬉しいですね。いやースゴイですよ。あの人は。

デニーロみたいなおっさんに成れればいいなと思った。

俳優を目指したきっかけってあったんですか。

玉代勢:中学校ぐらいの時にロバート・デニーロとアル・パチーノが出ている「ヒート」っていう映画で、デニーロをみたときに、こういうおっさんになればいいなと思って役者をやりたいなってずっと考えていたんです。当時「役者になりたい」っていうのを言い訳のように俺が10代の頃言ってたから、働いてた会社の社長に「お前は夢を言い訳にしてる。今、目の前のことをできなくて、いっぱしの役者になれるか?」と言われて、みとけよって思って、アルバイトリーダーや、東京の店舗立ち上げ、サブマネージャー、マネージャー、そして最終的に店長になりました。25歳の時に、「やっぱり俺、役者やりたいな」と思っていろいろ調べていたら、NHKで「アクターズスタジオ」という番組に出会いました。それは海外の「アクターズスタジオ」っていう有名な学校がデニーロとかアル・パチーノを呼んでインタビューするという内容だったんだけど、その学校で教えている演技法を日本で唯一行っている学校を見つけました。デニーロって書いてあったからすぐ応募して(笑)。そこに行って、2年間学びました。

25歳から役者への道を目指したということなんですが、それは年齢的に早い方になるんですか?

玉代勢:俺は遅いと思いましたね。周りには十代や二十歳とかの夢に向かって突き進むエネルギーがすごくて、俺はどうなんだろうってずっと思っていた時に講師が言ってくれたのが、「彼らには彼らの強みがある。でも玉代勢君にはこの25年っていう人生の経験があって、それには彼らは勝てないし、それを自分の強みとして持って行かないと」っていうのを聞いたときに、役者になるために動くのは遅かったんだけど、その言葉もあって、なんとかやっていこうかなと思えましたね。

人生一回きりじゃん。

玉代勢:人って、自分が傷つかないようにプロテクト(守る)しているんです。そのプロテクトを剥がして、自分自身を解放していくことが表現には大事で。一番自分がリラックスした状態でないと解放できないので、リラックスするためにはどうすればいいのかっていう方法論がいろいろあるんだけど、自分なりのメソッドを作ってやっていますね。やっぱり自分をプロテクトしていると、繕ってしまったり、恥ずかしがったりするので、演技・表現をする中では、そこを意識しています。

表現ってすごく面白いんだよっていうのを僕は今後沖縄の子どもたちに伝えていきたいと思っていて、沖縄って島国だから、ライブだったり芝居だったりと表現や芸術に触れるチャンスが本土に比べると少なかったり遅かったりすると思うんです。

そうですよね。以前プラハでオペラを観賞した時に、地元の高校生や小中学生が、ちょっとお洒落して観にきていたんです。小さい時にそういう歴史的なものに触れる機会があると、感性の育みが違うかもしれないなぁ、すごくいいなあと感じました。

玉代勢:あと、県外に出て思ったのは、「俺ってこんなに沖縄のこと知らないんだ」っていうこと。ウチナー芝居とか琉球舞踊とか、全然観たことがなかったし。面白さを肌で感じることによって子どものプラスになるといいなあと思うんですよね。沖縄がどんどん都市化して変わっていく中で、子どもたちはどんな「沖縄」に触れているんだろうって、考えさせられました。いろんな視点を持つためにも、いろんな表現や芸術に触れて欲しいし、それに協力できたらいいなと思っていますね。

今後どういう役者になっていきたいですか?

玉代勢:やっぱりドラマとか映画は、チャンスがあればやっていきたいですね。最近は、沖縄でも活動できないかなと考えています。沖縄のドラマだったり、映画やCMとかに出演していきたいですね。いい作品だったら、ギャラが安くても全然やります(笑)

今までオファーされた役を思い返してみると、影があって、寡黙で、純粋故に何か起こしてしまう役柄が多いんです(笑)明るいコメディとかもやってみたいですね。

やっぱり人生一回きりじゃん。だから、やらんといけない!って思いますね。踏み出すことって恐怖だと思うけど、踏み出した行動が、もしその道を諦めたとしても自分を形成する糧になっていくと思うので、これを聞いている僕ら世代の親御さんがいたら、お子さんに、いろんなことにチャレンジさせていって欲しいなと思います。あとは次の世代に伝えていくのも重要になってくると思うので、僕もどんどん人としてステップアップしていきたいなと思っていますね。

玉代勢さんからのメッセージ

『闘牛戦士ワイドー』ヒーローショーを各地で行っております。公演の日程などは公式サイトをご確認ください。可愛いキーホルダーなどのグッズやシーズン1のDVDも発売中ですので、ぜひ楽しんでください!

『闘牛戦士ワイドー』オフィシャルサイトhttps://waido.net/