株式会社 パム コークリエーション:高階 志文 マネージャー

12月
8 Sun 2019
Level up!

僕、やっぱり多忙症なんですかね(笑)

_実はこの収録の3日、4日前に西表島で一緒に旅をした方が、本日のゲストです。
離島や地域活性化について熱く語っていただきたいなと思っております。株式会社 パム コークリエーションの地域活性事業開発チームから高階志文マネージャーに来ていただいております。
パムという会社は、結構県内の方はご存知だったり、サービスを利用している人も非常に多いんじゃないかなと思うんですけど、まずは高階さんの自己紹介をお願いします。

高階:はい。生まれは石垣島で、高校卒業するまで石垣で育って卒業のタイミングで東京に出て、そこからデザインの学校へ行ったり、中国留学を挟んで、ものを作るだけじゃなくて売る力もつけたいなぁということで、インターネット通販の会社で東京のベンチャーで働いていました。Webで(ものの)魅力を発信できるという観点に気づいてきたので、沖縄で情熱を注ぎたいなぁ思い、パム コークリエーションという会社にへ所属して一生懸命やらせてもらってますという感じですかね。

_結構いろんな場所でやられてるなっていう印象です。

高階:そうですね、いろんな場所でやってますね。やっぱり多忙症なんですかね(笑)じっとしていられないのかもしれません。
東京や中国留学も含めて、いろんなところに住んで、いろんな人と出会わせていただいて、今があるなと感じています。これからも引き続きいろんな方出会って、いろんなものを生み出していけたらなぁと思っています。

_いろんな場所の中で、印象に残っている場所はありますか?

高階:そうですね。強烈な思い出でいくと、やっぱり留学時代の中国ですかね。中国の北京へ留学を1年程行っていました。10年近く前になるのですが当時中国はバブルのピークで、世界中から優秀な学生が来ていました。そこで世界中の学生達と意見交換できたというのはすごく貴重な経験だったし、一方で、地元沖縄の魅力にも改めて気付かされたというところが、今の仕事に就いているルーツになってるのかなぁと振り返って感じますね。

_僕も大学で東京に出て、仕事も9年くらいやって沖縄に戻ってきたんですけど、県外に出ると沖縄の良い所や、改善できそうな所に気づかされることが多くありましたね。

高階:それはすごく思いますね。人との距離感や、雰囲気・生活・価値観、いろんなものが組み合わさって沖縄だと思うし、それは全国でもそうだと思うんですけれども、やっぱり生まれ育った沖縄が大好きって改めて気づいたので、ここでがんばるぞとやっている感じです。

_まさに パムさんは、そういったことを事業としてやっているなと思うのですが、具体的にどのような会社ですか?

高階:パム コークリエーションという会社は、株式会社パムのグループ会社になるんですけど、全国で160人くらいの社員数がいます。沖縄県民が親しみのあるところでいくと、県民向けお出かけ情報サイト「ちゅらとく」や、観光情報のウェブサイト「たびらい」などのウェブメディアを運営・運用しています。そういったウェブメディアや社内の媒体を活用しながら、地域の企業・県外や海外の企業と連携して地域の課題解決をしていくのが僕らの仕事です。

想いは国境を超える

_最近、高階さんのfacebookを見ると、徳之島に行ったと書かれていて、いろんな所に行っていて良いなあと思いました。

高階:ここ最近だと、来年本登録を控えた世界自然遺産関係のお仕事がありますね。奄美大島・徳之島そして沖縄島北部三村、あと西表島。この4エリアを一環として奄美・沖縄世界自然遺産候補地になっていまして、来年の夏頃に本登録ができるかどうかの正念場といったところです。僕ら企業としてできることは、テレビメディアの取材撮影に行ってお手伝いさせてもらったりとか、あとは各地域のガイドさんの交流事業をやったりしています。事業を通して、他の地域との違いや、同じところ、守っていくべきことなど気づかされる点が多く、すごいチャンスだったなぁと思います。

_いろんな場所に仕事で行けて良いねって言われそうなんだけど、実際に一緒に(西表島に)行ったときにコーディネートは色んな人や敷きたりの間との調整がとても難しそうだなと感じましたね。

高階:確かに楽しそうなイメージもあるかもしれませんね。意外と大変な部分もあって、僕らの仕事って、すでに”あるもの”を伝えていくことも大事なんですが、(まだ)”ないもの”を作り上げて行くことが多いんです。「外からきた人に何がわかる」と言われることももちろんありますが、情熱を持って僕らにできること、地域のために貢献できることを一生懸命考えながら、地道に地域の人たちとコミュニケーションを続けて行く。お互いこの地域をよくしていきたいという想いが根底にあるので、地域の皆さんと良い形で協力いただけるよう積み重ねながら進んでいけたらなと思います。

_大変そうですね。

高階:そうですね。でもそんなに嫌いじゃないですよ。その摩擦も(笑)
中国留学した時に、言葉は通じないけど、こっちの想いを一生懸命伝えると、向こうがなんとなく理解してくれたりした時に、「想いは国境を超える」なと、体感した経験があったので、仕事で難しいテーマに直面したり、地域のしがらみの中でも、身を乗り出して本音で語る・対話するということが非常に大事だなと考えていますね。

大人になって本気で学ぶ

_僕と高階さんとの最初の出会いが、観光産業従事者に向けた人材育成プログラムなんですよね。
半年間の間に月一回合宿があって。その時のグループワークの中で(高階さんが)真っ先に手を上げて発表していた印象が強く残っていますね。あれすごいなと思っていて。それにいい意味で引っ張られましたね。

高階:思い返すと、とても良いきっかけになったし、痺れるカリキュラムでしたね。
大の大人が相部屋で合宿しながらビジネス企画を考えるってすごいですよね。当時の参加者とは今も繋がっていたりして、本当にいい場だったなと感じますね。沖縄に住んで、実際に働いている人が沖縄を盛り上げて行く、横の繋がりがこれからも出来て行くといいですよね。

_セミナーって知識は入るけど、終わった後にアウトプットをする場がないものも多いので、実際に身につけて武器になるかっていうと、自分自身の問題ではあるものの、難しい部分もありますよね。そう言った意味では、(プログラムが終わっても)思い出で終わらず、仕事で一緒に絡めたりできたのがいいプログラムだったなと思いますね。

同じ沖縄だけど、一括りに出来ない魅力が離島にはある。

_今高階さんが仕事で携わっている「離島」について色々と教えていただきたいのですが、まずは、「島あっちぃプロジェクト」についてご説明をお願いします。

高階:僕らが今やらせて頂いている事業なんですが、沖縄県の事業で年間だ約2400〜3000名の沖縄県民の方と、離島の方に交流していただこうというモニターツアー「島あっちぃ」を開催しています。目的が2つあって、沖縄本島に住む方って、なかなか離島に遊びに行くことがなかったりするので、離島の方との相互交流、相互理解の観点と、もう一つはモニターツアーを作っているので、そこで出来上がった離島ならではの魅力ある観光商品を、どんどん県外向けに販売したり、自走化を目指すという目的になっています。

_対象となっている離島はどれくらいあるんですか?

高階:約20離島くらいですね。参加者は、県外からの移住者が結構参加者が多いので、ウチナーンチュの方にも是非離島に足を運んでみてもらいたいなと思っています。同じ沖縄といっても一括りに出来ない魅力とボリュームが離島にはあるので、そういったものを感じとってもらえると嬉しいなと個人的に思っていますね。

_僕も参加して、ツアー参加者とも交流もさせてもらっ中で気づいたことが二つあって、一つが年齢層の幅広さ。親子で来てい組もあったし、一人で参加されている方もいたし、あとは高校からの友人同士の60歳ぐらいのグループがいたりとか。通常であればツアーの内容によって年齢層が偏るかなあと思うんですけど、今回は年齢の幅が広かったのがとても新鮮だったし、交流会の場でちょっと自己紹介したり、同じ卓でお酒を交わしたりすると、ツアー2日目3日目とみんな仲良くなってね。離島の魅力と、人と交流する楽しさが繋がって行く感じがすごくいいなと思いましたね。
もう一点は、島あっちぃのリピーターが多いことですね。すごく結構行かれている方も多いんですね。

高階:一回離島の魅力にハマるとね(笑)実はこのモニターツアーは、沖縄県の補助があるので、お得に離島へ行くことができるんですね。飛行機で行く離島とかは、結構費用もかかったりするので、同じ費用がかかるなら、格安航空券で県外や海外に行っちゃうっていう考え方が普通かなあとは思うんですね。でも、一回離島に行ってみるとファンになっちゃう離島の魔力というか、中毒性がありますね(笑)

_中毒性はやっぱりありますね。今回僕らは撮影で行ったけど、プライベートでも行きたいなと思いました。

高階:それは嬉しいです。ツアー参加者同士で仲良くなって、本島に戻ってからもオフ会とかも開催されてると聞いて、僕も参加したいんですけどね(笑)そういった人の繋がりができる事業に関わらせて頂いてもらえて嬉しいし、もっともっと県民の皆さんに離島の魅力を伝えていきたいなあと思いますね。

_ツアー受け入れをしている離島の方へのインタビューを通して、受け入れ側も、ただツアーを受け入れているだけじゃなく、前回のモニターツアーの意見を取り入れながら、今回はちょっと変えて実施していたりと、フットワークの軽さや、事務局との連携が密に出来ているところがいいなぁと思いましたね。具体的な例で言うと、今回ナイトクルーズがツアーにあったんだけど、前回「三線の音を聞きながら川下りもですごく良かったんだけど、せっかく離島の本当に静かなところだから、1分でもいいからライトや音を落として、自然の静けさを感じたい」という意見があって、今回はそれを取り入れた仕様になっていて、すごく良かったし、どんどんバージョンアップしていくんだろうなと思いました。

高階:そうなんですよね。やっぱり離島の皆さんも、「せっかくうちらの島に来てくれるから、めいっぱい楽しんでもらって良い思い出を作ってあげたい」っていう想いを皆さんお持ちなので、ツアーでのお客さんのコメントやアドバイス・ご指摘・アンケートの内容をもとに、ツアーのプログラムの内容をどんどんブラッシュアップしていっていますね。「もっとを楽しませたい。もっと感動させたい。」と言う情熱を持った方々が受け入れ先には待っているので、そういった人たちのおもてなしに、ぜひ触れて欲しいなと思います。

【島あっちぃ西表島 30secVer】


【島あっちぃ 今年度も募集始まりました。】

ウェルカムんちゅになろう!

_沖縄から出た時に、沖縄が見えてくることに似ているんだけど、日本の中での価値観と、海外の価値観に違いがあるっていうのを知ることも大事ですよね。海外に行った時に、自分が(現地と)違う価値観を持って行っているという前提があると、現地の文化や歴史を理解することに繋がるのかなと思います。

高階:そうですよね。インバウンドのお客さんで、台湾の方とか100万人くらい来沖してもらっているものの、言葉の壁があったり、お互いの理解が足りない部分で起こるコミュニケーションミスがまだまだあったりするので、そこは逆の立場になって、僕らが台湾に行った時にどういう風にされたら嬉しいのかとか、そういうことを考えながら、今来てもらって楽しんでもらっている観光客の皆さんに、どうしたら沖縄を好きになってもらえるかを「ウェルカムんちゅ」の観点で行動していくといいのかなと思ったりもしています。

_台湾に行ってタクシーに乗った時に、タクシーの運転手にとても親切にして頂いたことがあって、「沖縄が好きでよく行っていて、沖縄の人によくしてもらってるから」と言われて、とても嬉しかったですね。

高階:それは嬉しいですね。

_今日ラジオ収録の前に、も「ウェルカムんちゅ」をしていた高階さんを見かけましたね。中国の方が道に迷ってたのを案内していたんですけど、有言実行で素晴らしいなと思いました。こういうのが旅先での良い思い出として残りますよね。観光地ももちろん良いんだけど、人と出会って生まれるストーリーの方が印象として残るし、沖縄をもっと好きになってもらえるような気がするので、もし観光客の方と関わる機会があれば「沖縄に来て良かったな」と思ってもらえるようなことが出来たら良いなと思いましたね。インバウンドで消費単価を上げてもらおうとか、滞在日数を増やすとかそういう経済的なこともあるかもしれないけど、その(旅の)中身、ソフトの部分を作っていくのは僕ら県民なのかなあと思いますね。

高階:観光って本当に幅広いんですけど、すごく意義のある仕事だなあと思っているので、国と国地域と地域を結びつけて、みんなが楽しめる価値のある仕事が出来るように心がけていきたいなと思いますね。

_沖縄県民の皆さんにも機会があれば海外や離島へ行ってみるのも良いかなと思いますね。それが逆に自分たちを見直すきっかけになったりするんですよね。

高階:日本全国の観光地の中でも、沖縄のおもてなしに感動したっていう人はすごく多いというデータがあるので、そこは自信を持って良いのかなと思う一方で、相手のことを知るということも大事なので、迎え入れるだけじゃなく、自分達から外に出ていくといった視点もすごく大事になってくる時代なのかなと思いますね。

高階さんからのお知らせ

「島あっちぃ」に是非皆さん参加して離島の魅力を感じて欲しいなと思っています!
弊社株式会社 パム コークリエーションでは、観光領域のプロモーションや、人材育成、事業開発を行っています。また、インバウンドのマーケティングプロモーションも行っていて、「あのお店にはお客さんがいっぱい来てるけど、なぜウチの店には来ないんだろう?なぜウチの商品は売れないんだろうか?」というお悩みにも、台湾現地のネットワークを活用しながら、その課題解決とかもお手伝いしています。お客さん・メーカー・そして台湾の方みんなハッピーになれるような仕事を一緒に作っていきたいなと思っているので、困ったことがあれば是非ご連絡いただきたいと思います!
求人も募集しているのこういった地域開発だったり、地域振興に興味のある方は、まず弊社のサイトを覗いてみてください。

株式会社 パム コークリエーション https://pam-co-creation.net/

島あっちぃ https://acchi.okinawa/